数学 中2 3章 1 次関数 第2回(全25問)
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問題をクリックすると答えがでます。
(1) 1 次関数の式の形は hogehoge
a の呼び方は
hogehoge hogehoge hogehoge
b の呼び方は hogehoge
a>0 のとき、グラフは hogehoge の直線
a<0 のとき、グラフは hogehoge の直線
答え
y=ax+b, 傾き, 変化の割合, xの増加量 yの増加量 ,
切片(y 切片), 右上がり, 右下がり
a>0 (a がプラス)のとき、右上がりの直線になります。
a<0 (a がマイナス)のとき、右下がりの直線になります。
b は y 軸上のどこを通るか、と思ってしまうといいです。
(2) 1次関数 y=−12x+3 について、 x の値が −2 から 4 まで増加したときの、次の値を求めなさい。
① x の増加量
② y の増加量
③変化の割合
答え
① 6
② −3
③ −12
① x の増加量をきかれたときは、問題の「 x の値が −2 から 4 まで増加したときの」という部分を見て答えればよいです。−2 が 4 になったわけだから、6 増えましたよね? だから 6 と答えればOKです。
③ ②の問題をとばして、さきにこちらを答えてしまいます。変化の割合というのは1次関数のときは y=ax+b の a のことだとおもっちゃえばいいです。だから y=−12x+3 の −12 の部分を答えれば正解です。テストのときはそう答えてしまいましょう。計算もなんもないです。 x の直前に書いてある数を答えればいいです。ただし、変化の割合をきかれたときのこの答え方は1次関数のときだけしか通用しないから気をつけてください。
②1次関数で y の増加量をきかれたときは、
y の増加量 = x の増加量 × 変化の割合
です。理由は単純で、「変化の割合=yの増加量増加xの増加量増加」だからです。変形したら y の増加量 = x の増加量 × 変化の割合 になりますよね? 1次関数のときはこれでうまくいくので、テストのときはこれでやっちゃいましょう。そのほうがラクだしはやいしミスもすくない。というわけでこの問題は 6×(−12)=-3 が答えです。ただし、y の増加量をきかれたときのこのやり方は、これも1次関数のときしか通用しないやり方だから気をつけてください。
(3) 変化の割合が −13 で、点(6,2)を通る直線の式を求めなさい。
答え
y=−13x+4
「直線の式を求めよ」「1次関数の式を求めよ」「1次関数であるとき、y を x の式で表せ」といわれたら、答えの形は y=ax+b で、 a と b を求めるのが目標になります。
変化の割合というのは1次関数のときは a のことです。だから a=−13 です。これを y=ax+b に代入します。すると
y=−13x+b
となります。あと、「点(6,2)を通る」というのは、x=6 のとき y=2 という意味です。これをこの y=−13x+b に代入して、 b を求めます。
2=−13×6+b2=−2+b2+2=b4=b
b は右辺においたままにして解いていくのがおすすめです。たぶんこういうやり方って、このあたりで初めて見るのかもしれません。最初はとまどうと思いますが、1次関数で b を求めるときは、このやり方のほうがミスが少ないです。だからこれがおすすめです。まあどうしてもなじめなかったら由緒正しく b を左辺にもってって解いてもいいです。
ともかく、これでめでたく a=−13 , b=4 というふうに、a と b が求められました。じゃあ答えを書きましょう。
y=−13x+4
(4) 傾きが −2 で、 x=3 のとき y=−2 となる1次関数の式を求めなさい。
答え
y=−2x+4
「直線の式を求めよ」「1次関数の式を求めよ」「1次関数であるとき、y を x の式で表せ」といわれたら、答えの形は y=ax+b で、 a と b を求めるのが目標になります。
傾きというのは a のことです。だから a=−2 です。これを y=ax+b に代入します。すると
y=−2x+b
となります。 x=3 , y=−2 をこの y=−2x+b に代入して、 b を求めます。
−2=−2×3+b−2=−6+b−2+6=b4=b
これで a=−2 , b=4 というふうに、a と b が求められました。じゃあ答えを書きましょう。
y=−2x+4
(5) yの増加量増加xの増加量増加 が 12 で、点 (6,2) を通る1次関数の式を求めなさい。
答え
y=12x−1
「直線の式を求めよ」「1次関数の式を求めよ」「1次関数であるとき、y を x の式で表せ」といわれたら、答えの形は y=ax+b で、 a と b を求めるのが目標になります。
yの増加量増加xの増加量増加というのは1次関数のときは a のことです。だから a=12 です。これを y=ax+b に代入します。すると
y=12x+b
となります。 x=6 , y=2 をこの y=12x+b に代入して、 b を求めます。
2=12×6+b2=3+b2−3=b−1=b
これで a=12 , b=−1 というふうに、a と b が求められました。じゃあ答えを書きましょう。
y=12x−1
(6) x の値が 3 増加すると y の値が 6 増加し、x=1 のとき y=5 となる直線の式を求めなさい。
答え
y=2x+3
「直線の式を求めよ」「1次関数の式を求めよ」「1次関数であるとき、y を x の式で表せ」といわれたら、答えの形は y=ax+b で、 a と b を求めるのが目標になります。
1次関数のときは a=yの増加量増加xの増加量増加だから、この問題の場合は a=63=2 となります。これを y=ax+b に代入すると
y=2x+b
となります。 x=1 , y=5 をこの y=3x+b に代入して、 b を求めます。
5=2×1+b5=2+b5−2=b3=b
これで a=2 , b=3 というふうに、a と b が求められました。じゃあ答えを書きましょう。
y=2x+3
(7) 直線 y=12x−3 に平行で、点(4,−3) を通る直線の式を求めなさい。
答え
y=12x−5
「直線の式を求めよ」「1次関数の式を求めよ」「1次関数であるとき、y を x の式で表せ」といわれたら、答えの形は y=ax+b で、 a と b を求めるのが目標になります。
傾きが等しいとき、2直線は平行になります。y=12x−3 に平行ということは、求めたい直線の傾きは 12 だということになります。つまり a=12 です。これを y=ax+b に代入すると
y=12x+b
となります。 x=4 , y=−3 をこの y=23x+b に代入して、 b を求めます。
−3=12×4+b−3=2+b−3−2=b−5=b
これで a=12 , b=−5 というふうに、a と b が求められました。じゃあ答えを書きましょう。
y=12x−5
(8) y 切片が 2 で、点(3,3) を通る1次関数の式を求めなさい。
答え
y=13x+2
「直線の式を求めよ」「1次関数の式を求めよ」「1次関数であるとき、y を x の式で表せ」といわれたら、答えの形は y=ax+b で、 a と b を求めるのが目標になります。
y 切片というのは b のことです。だから b=2 です。これを y=ax+b に代入します。すると
y=ax+2
となります。 x=3 , y=3 をこの y=ax+2 に代入して、 a を求めます。
3=3a+2−3a=2−3−3a=−1a=13
これで a=13 , b=2 というふうに、a と b が求められました。じゃあ答えを書きましょう。
y=13x+2
(9) 2点(−6,−5),(−2,−3) を通る直線の式を求めなさい。
答え
y=12x−2
「直線の式を求めよ」「1次関数の式を求めよ」「1次関数であるとき、y を x の式で表せ」といわれたら、答えの形は y=ax+b で、 a と b を求めるのが目標になります。
2 点を通る直線の式をきかれたときは、
a=y2−y1x2−x1
という公式を使って a を求めましょう。
2 点の座標 (−6,−5),(−2,−3) を (x1,y1),(x2,y2) だということにして、上の公式にあてはめると、
a=y2−y1x2−x1=−3−(−5)−2−(−6)=24=12
これで a=12 だということがわかりました。これを y=ax+b に代入して、
y=12x+b
ここに、 (−6,−5),(−2,−3) のどちらかを代入して b を求めます。代入するのはどっちでもよいです。計算さえまちがえなければ、どっちをいれても答えは同じになります。だから、計算がラクそうなほうをいれるのが得。今回は、 (−2,−3) のほうをいれてみましょう。
−3=12×(−2)+b−3=−1+b−3+1=b−2=b
これで a=12 , b=−2 というふうに、a と b が求められました。じゃあ答えを書きましょう。
y=12x−2
ところで、この問題に関してはもうひとつ、連立方程式をたてて a と b を求めていく、という定番のやり方があります。ここで紹介しているやり方と、連立方程式をたてるのと、両方ためして、好きなほうでやってください。連立方程式をたててやるやり方は、次の問題で説明します。
(10) x=2 のとき y=5 で、x=4 のとき y=9 となる1次関数の式を求めなさい。
答え
y=2x+1
「直線の式を求めよ」「1次関数の式を求めよ」「1次関数であるとき、y を x の式で表せ」といわれたら、答えの形は y=ax+b で、 a と b を求めるのが目標になります。
y=ax+b に x=2,y=5 を代入すると
5=2a+b
y=ax+b に x=4,y=9 を代入すると
9=4a+b
こうしてできたふたつの式を連立させて解きます。引き算をすれば b が消えます。
a=2 を 5=2a+b に代入して b を求めます。
5=2×2+b5=4+b5−4=b1=b
これで a=2 , b=1 というふうに、a と b が求められました。じゃあ答えを書きましょう。
y=2x+1
ところで、この問題に関してはもうひとつ、前の問題で説明した a=y2−y1x2−x1 という公式を使って、まず a を求めてしまう、というやり方でもいけます。どっちでもいけます。テストのときは好きなほうでやってください。
(11) y が x の1次関数であるとき、表のア~ウにあてはまる数をこたえなさい。また、y を x の式で表しなさい。
x−5−10ウ7y7アイ−7−17
答え
ア…−1, イ…−3, ウ…2, 式 y=−2x−3
まず、y を x の式で表してしまいましょう。そのために、x と y がわかっている組を 2 組、見つけます。必ず 2 組はあるはずです。この問題の場合は、x=−5 のとき y=7, x=7 のとき y=−17 というのがありますね。これで a を求めることができます。(−5,7),(7,−17) だと思ってもいいです。a が求まりますよね?
a=y2−y1x2−x1 を使って、
a=−17−77−(−5)=−2412=−2
y=−2x+b に (−5,7) を代入して、
7=−2×(−5)+b7=10+b−3=b
これで、式は y=−2x−3 だと求められました。あとはアとイとウをだしていきましょう。
アは x=−1 のときの y の値のことだから、
y=−2×(−1)−3=2−3=−1
イは x=0 のときの y の値のことだから、切片を答えればよいので、
y=−3
ウは y=−7 のときの x の値のことだから、
−7=−2x−32x=−3+72x=4x=2
これですべて求まりました。答えを書きましょう。
ア…−1, イ…−3, ウ…2, 式 y=−2x−3
(12) 1次関数 y=12x−3 について、x の変域が −2≦x≦4 のとき、y の変域を求めなさい。
答え
−4≦y≦−1
「x の変域が a≦x≦b のとき、y の変域を求めなさい。」というお決まりの問題があって、こうきかれたときは、答えの形はこうです。 小≦y≦大 んで、小と大にそれぞれ、小さい数と大きい数を書いておけばいいです。小さい数と大きい数っていうのは、 −2≦x≦4 の −2 と 4 をそれぞれ問題の y=12x−3 の x に代入してえられる数です。じゃあまず、 x=−2 を y=12x−3 に代入します。 y=12×(−2)−3=−1−3=−4 次に、 x=4 を y=12x−3 に代入します。 y=12×4−3=2−3=−1 これで、−4 と −1 というふたつの数がえられました。これを小と大にあてはめればよいです。じゃあ答えを書きましょう。−4≦y≦−1 これでOKです。ただし、 y の変域をきかれたときのこのやり方は、3年生で習う「2乗に比例する関数y=ax2」では通用しないから気をつけてください。
(13) 下の直線の式を求めなさい。
答え
y=x−2
「直線の式を求めよ」「1次関数の式を求めよ」といわれたら、答えの形は y=ax+b で、 a と b を求めるのが目標になります。
このグラフは右に1歩いって縦に1 歩いっています。傾き a=縦右 だから、
a=11=1
それから、このグラフは y 軸の −2 を通っています。切片 b は y 軸のどこを通っているか、ということだから、
b=−2
これで a=1 , b=−2 というふうに、a と b が求められました。じゃあ答えを書きましょう。
y=x−2
(14) 下の直線の式を求めなさい。
答え
y=−32x+2
「直線の式を求めよ」「1次関数の式を求めよ」といわれたら、答えの形は y=ax+b で、 a と b を求めるのが目標になります。
このグラフは右に2歩いって縦に−3 歩いっています。傾き a=縦右 だから、
a=−32=−32
それから、このグラフは y 軸の 2 を通っています。切片 b は y 軸のどこを通っているか、ということだから、
b=2
これで a=−32 , b=1 というふうに、a と b が求められました。じゃあ答えを書きましょう。
y=−32x+2
(15) 下の①,②の直線の式を求めなさい。
答え
① y=−4 ② x=2
① x軸に平行な直線のときはちょっと特別で、答えの形は y=n です。この直線は y 軸の −4 を通っていて、x軸に平行な直線だから、答えは
y=−4
② y 軸に平行な直線のときもちょっと特別で、答えの形は x=n です。この直線は x軸の 2 を通っていて、y 軸に平行な直線だから、答えは
x=2
(16) 次の1次関数のグラフをかきなさい。
① y=2x−3
② 4x+3y=6
答え
① 傾きが 2 で切片が −3 のグラフです。
② このままでは傾きや切片がわかりません。こういうときは、y について解きます。
4x+3y=63y=−4x+6y=−43x+63y=−43x+2
これで傾きが −43 で切片が 2 だとわかりました。そのグラフをかきましょう。
(17) 次の連立方程式の解を、グラフをかいて求めなさい。
{2x+y=2x−2y=6
答え
{x=2y=−2
加減法や代入法を使って解いてしまうこともできますが、それだとテストのとき点数はもらえません。グラフをかいていなければダメです。というわけでグラフをかきます。このままでは傾きや切片がわかりませんので、こういうときは、それぞれの式を y について解きます。
2x+y=2y=−2x+2
x−2y=6−2y=−x+62y=x−6y=12x−62y=12x−3
こうしてできた 2 つの式をおなじグラフ上にかいて、その交点を座標を答えればいいです。交点の座標は点(2, −2) ですね。x=2, y=−2 が解です。
(18) 下の直線の式を求めなさい。
答え
y=23x+43
「直線の式を求めよ」「1次関数の式を求めよ」といわれたら、答えの形は y=ax+b で、 a と b を求めるのが目標になります。
このグラフは右に3歩いって縦に2 歩いっています。傾き a=縦右 だから、
a=23
それから、このグラフは y 軸のぴったりしたところを通っていません。こういうときの b はどこかの座標を代入して計算で求めます。たとえばこのグラフは点(−2,0) を通っているから、x=−2, y=0 を、y=23x+b に代入して b を求めます。
0=23×(−2)+b0=−43+b43=b
これで a=23 , b=43 というふうに、a と b が求められました。じゃあ答えを書きましょう。
y=23x+43
今回は点(−2,0) を代入して b を求めたけれど、(−5,−2)でも(1,2)でも(4,4)でもどこでもいいです。どこをいれても b=43 になります。
(19) 2つの直線 y=12x−3 と y=−x+3 の交点の座標を求めなさい。
答え
(4,−1)
2直線の交点の座標は連立方程式の解です。
連立方程式{y=12x−3y=−x+3
を解いて、その解がこの問題の答えです。代入法で、
(上の式の右辺)=(下の式の右辺)という式をたてて解いていきましょう。
12x−3=−x+3(両辺に×2)x−6=−2x+6x+2x=6+63x=12x=4
y=−x+3 に x=4 を代入して y を求めます。
y=−4+3=−1
これで x=4 , y=−1 というふうに、解が求められました。じゃあ答えを書きましょう。
(4,−1)
この問題は「座標を求めよ」といわれているのだから、座標の書きかたで答えるようにしましょう。
(20) 下の2つの直線の交点の座標を求めなさい。
答え
(85,−25)
2直線の交点の座標は連立方程式の解です。まず、2つの直線の式をグラフから求めます。(ア)(イ)の直線の式はそれぞれ
y=x−2(ア)
y=−32x+2(イ)
もしわからなかったら、13番と14番の問題で出題した直線なので、それを確認してください。
んで、だからこの問題に答えるには、連立方程式
{y=x−2y=−32x+2
を解けばいいです。代入法で、
(ア)の式の右辺=(イ)の式の右辺
という式をたてて解いていきましょう。
x−2=−32x+2(×2)2x−4=−3x+42x+3x=4+45x=8x=85
y=x−2 に x=85 を代入して y を求めます。
y=85−2=85−105=−25
これで x=85 , y=−25 というふうに、解が求められました。じゃあ答えを書きましょう。
(85,−25)
この問題の答えは整数にはなりません。交点はぴったりとしたカドにはないからです。答えは分数になるはず。そう思って解いていきましょう。
このへんからちょっと難易度があがります。こりゃムリだ、というひとは、(1)番から(20)番までの問題を繰り返して、確実にできるようになりましょう。
しんどいけどやり通す、というひとはここから先へ進みましょう。がんばって!
(21) 右の図で、直線 l , m の式はそれぞれ y=−x+2 , y=13x−2 である。直線l と y 軸との交点をA とし、直線m と y 軸との交点をB とする。また、直線l と直線m との交点をP とする。このとき、△PABの面積を求めなさい。
答え
6

Pを通るABの垂線とABとの交点をCとします。
三角形の面積=底辺×高さ×12 。底辺をAB、高さをPCということにして求めていきましょう。
まず底辺ABの長さから。Aのy座標はy=−x+2の切片だから2。Bのy座標はy=13x−2の切片だから−2。だからAB=4。
つぎに高さPC。これをだすためにPの座標を求めます。Pは直線l と直線mとの交点だから、直線l と直線mを連立させて解きます。
{y=−x+2y=13x−2
代入法で、(上の式の右辺)=(下の式の右辺)という式をたてると、
−x+2=13x−2(×3)−3x+6=x−6−3x−x=−6−6−4x=−12x=3
y=−x+2 に x=3 を代入して y を求めます。
y=−1×3+2=−3+2=−1
これで Pの座標は(3,−1) というふうに求められました。高さPCの長さはこれのx座標をみればいいからPC=3。
これで底辺と高さがわかりました。面積をだしましょう。
4×3×12=6
(22) 駅から 1200m 離れたところに学校がある。Aさんが分速 50m の速さで駅から学校へ歩いた。Aさんが出発してから 6 分後に、Bさんが分速 75m の速さで駅から学校へ自転車で走った。下のグラフは、Aさんが進んだようすを表したものである。このグラフに、Bさんが進んだようすをかきくわえなさい。また、BさんがAさんに追いついたのは、Bさんが出発してから何分後か。
答え
12 分後
〈グラフ〉
BさんはAさんが出発してから 6 分後に出発したわけですから、点 (6, 0) からグラフをはじめます。
グラフをかくときは、目盛りに注意してください。x 軸は 1 目盛りが 2 分です。y 軸は 1 目盛りが 100m です。
Bさんの速さは分速 75m なので、2 分で 150m、4 分で 300m 進むことになります。なので、右に 2 マスいって、上に 3 マスいくように点をとっていきます。
〈時間〉
2 直線の交点が、BさんがAさんに追いついた地点と時間を表します。なので、追いついたのは、Aさんが出発してから 18 分後です。Bさんが出発してからは、18−6=12 分後です。
(23) 図のような長方形 ABCD で、点 P は辺上を点 B から A,D を通って C まで動く。点 P が辺上を点 B から xcm 動いたときの △PBC の面積を ycm2 とする。
① 点 P が辺 BA 上にあるとき、y を x の式で表しなさい。また、x の変域をいいなさい。
② 点 P が辺 AD 上にあるとき、y を x の式で表しなさい。また、x の変域をいいなさい。
③ 点 P が辺 DC 上にあるとき、y を x の式で表しなさい。また、x の変域をいいなさい。
答え
① y=5x(0≦x≦8)
② y=40(8≦x≦18)
③ y=−5x+130(18≦x≦26)

三角形の面積は、底辺 × 高さ ×12 です。底辺を BC、高さをPB ということにして、y を x で表します。
BC の長さは 10 です。
P が動いた長さが x なので、PB の長さは x です。
なので、三角形 y の面積は、y=10×x×12=5x となります。
〈変域〉
P が B 上にあるときは、x=0 です。最小値は 0 です。P が A 上にきたときは、x=8 です。最大値は 8 です。

P から BC におろした垂線と、BC との交点を E とします。底辺を BC、高さをPE ということにして、y を x で表します。
BC の長さは 10 です。
PE の長さは、P がどこにあっても 8 です。
なので、三角形 y の面積は、y=10 \times 8 \times\cfrac{1}{2}=40 となります。
〈変域〉
x の変域は、P が A 上にきたときは、x=8 です。最小値は 8 です。P が D 上にきたときは、x=8+10=18 です。最大値は 18 です。
③〈式〉
底辺を BC、高さをPC ということにして、y を x で表します。
BC の長さは 10 です。
PC の長さは、26-x です。x は P が動いてきた長さです。③の図の赤い線が x を表しています。BA+AD+DC から x をひけば、PC になります。なので、PC=8+10+8-x=26-x です。
なので、三角形 y の面積は、
\begin{eqnarray*}
y&=&10 \times (26-x) \times\cfrac{1}{2} \quad(10\times\cfrac{1}{2}を先にやってしまう)\\
&=&5(26-x)\\
&=&130-5x\\
&=&-5x+130
\end{eqnarray*}
〈変域〉
x の変域は、P が D 上にきたときは、x=8+10=18 です。最小値は 18 です。P が C 上にきたときは、x=8+10+8=26 です。最大値は 26 です。
(24) (23)の問題について、x の変域を 0 \leqq x \leqq 26 とするときの x と y の関係をグラフに表しなさい。また、\triangle PBC の面積が 30cm^2 となるときの x の値を求めなさい。
答え
x=6, \ x=20
〈グラフ〉
変域が 0 \leqq x \leqq 8 のときの式は y=5x です。原点を通る直線です。点(0, \ 0), (8, \ 40) をとって定規でむすんでしまいましょう。線は点 (8, \ 40) で終わりにしてください。その先をかいちゃダメです。
変域が 8 \leqq x \leqq 18 のときの式は y=40 です。x 軸に平行な直線になります。(8, \ 40) から (18, \ 40) までを定規でむすんでしまいましょう。
変域が 18 \leqq x \leqq 26 のときの式は y=-5x+130 です。直線です。点(18, \ 40) と (26, \ 0) をとって定規でむすんでしまいましょう。x=26 のときに面積が 0 になるはず、と考えて点 (26, \ 0) をとるわけです。
〈面積〉
グラフから、面積 y が 30 になるのは、2 か所あります。P が y=5x 上にあるときと、y=-5x+130 上にあるときです。それぞれの式の y に 30 を代入して x を求めればOKです。
P が y=4x 上にあるとき
\begin{eqnarray*}
30&=&5x\\
x&=&6
\end{eqnarray*}
P が y=-5x+130 上にあるとき
\begin{eqnarray*}
30&=&-5x+130\\
5x&=&130-30\\
5x&=&100\\
x&=&20
\end{eqnarray*}
(25) 次の表のようなインターネットの月額の料金プランがある。
\begin{array}{c|ccc}
\hline
& 基本料金 & 1分間の使用料 \\
\hline
Aプラン & 2000円 & 2円 \\
\hline
Bプラン & 500円 & 5円 \\
\hline
Cプラン & 0円 & 定額2500円 \\
\hline
\end{array}
① 1か月に x 分間使用したときの料金を y 円として、それぞれのプランについて、y を x の式で表しなさい。
また、下のグラフはAプランを表したものである。このグラフに、BプランとCプランのグラフをかきくわえなさい。
② C プランを利用するのがもっとも安くなるのは、何分より多く使用した場合か。
答え
①Aプラン… y=2x+2000
Bプラン… y=5x+500
Cプラン… y=2500
②400分
〈グラフ〉
①<式>
Aプランは1分間の使用料が2円で基本料金が2000円なので、
y=2x+2000
Bプランは1分間の使用料が5円で基本料金が500円なので、
y=5x+500
①Cプランは定額2500円なので、
y=2500
<グラフ>
Aプランは切片が2000で、500分で1000円かかるグラフです。右に5マス進んで、縦に2マス進んでいるのを確認しましょう。
Bプランは切片が500で、100分で500円かかるグラフです。右に1マス進んで、縦に1マス進むグラフをかきましょう。
Cプランは切片が2500の横線になります。
②グラフを見て判断しましょう。Cプランがもっとも安くなるのは、xが400のところです。
答え(中2 3章 1次関数 第2回)
(1) y=ax+b, 傾き, 変化の割合, \cfrac{xの増加量\phantom{ }}{yの増加量\phantom{ }},
切片(y 切片), 右上がり, 右下がり
(2)① 6
② -3
③ -\cfrac{1}{2}
(3) y=-\cfrac{1}{3}x+4
(4) y=-2x+4
(5) y=\cfrac{1}{2}x-1
(6) y=2x+3
(7) y=\cfrac{1}{2}x-5
(8) y=\cfrac{1}{3}x+2
(9) y=\cfrac{1}{2}x-2
(10) y=2x+1
(11) ア…-1, イ…-3, ウ…2, 式 y=-2x-3
(12) -4 \leqq y \leqq -1
(13) y=x-2
(14) y=-\cfrac{3}{2}x+2
(15) ① y=-4 ② x=2
(16) 右上図
(17)
\left\{
\begin{array}{l}
x=2\\
y=-2
\end{array}
\right.
2 番目の図
(18) y=\cfrac{2}{3}x+\cfrac{4}{3}
(19) (4,-1)
(20) \left(\cfrac{8}{5},-\cfrac{2}{5}\right)
(21) 6
(22) 3 番目の図 12 分後
(23) ① y=5x\qquad (0 \leqq x \leqq 8)
② y=40\qquad (8 \leqq x \leqq 18)
③ y=-5x+130\qquad (18 \leqq x \leqq 26)
(24) 右下図 x=6, \ x=20
Bプラン… y=5x+500
Cプラン… y=2500
②400分
