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解説

不定詞 解説

不定詞(副詞的用法)

 「to+動詞の原形」を不定詞といいます。動詞ではなくなってしまいます。副詞になったり、名詞になったり、形容詞になったりします。まず、副詞的用法の不定詞について学びましょう。

I ( 私は ) went ( 行った ) to the park ( 公園に ) to play ( するために ) tennis. ( テニス )

私はテニスをするために公園に行きました。

 play は動詞です。そのまえに to がついて、to play となると、不定詞になります。この場合は、テニスを「するために」と訳すとぴったりです。こんなふうに、「~するために」と訳す不定詞を、副詞的用法の不定詞といいます。

 名詞を修飾する言葉を形容詞といいます。
 名詞以外を修飾する言葉を副詞といいます。
 「テニスをするために公園に行きました」というとき、「~するために」は、「行きました」にかかっています。「行きました」はもちろん、名詞ではありません。動詞です。動詞を修飾しているので、「~するために」は副詞のはたらきをしていることになります。なので、to play は、副詞的用法の不定詞、ということになっとります。


He ( ) got up early ( 早く起きた ) to clean ( 掃除するために ) his room. ( 彼の部屋 )

彼は彼の部屋を掃除するために早く起きました。

She ( ) came to Japan ( 日本に来た ) to learn ( 学ぶために ) Japanese. ( 日本語 )

彼女は日本語を学ぶために日本に来ました。


 「to+動詞の原形」を不定詞といいます。上の例文の to clean や to learn は不定詞です。「掃除するために起きた」「学ぶために来た」というふうに訳します。どちらも動詞を修飾する副詞的用法の不定詞です。
 それでは問題をやってみましょう。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 日本語にあうように、(  )内の語を並べかえて英文をつくりましょう。文頭は大文字にしましょう。

私は英語を勉強するために図書館へ行きました。
( the library / to / to / English / went / study / I ).

I ( ) went to ( 行った ) the library ( 図書館 ) to study ( 勉強するために ) English. ( 英語 )

彼女は朝食をつくるために早く起きました。
( breakfast / she / to / her / got / early / up / make ).

She ( 彼女は ) got up ( 起きた ) early ( 早く ) to make ( 作るために ) her breakfast. ( 彼女の朝食 )

彼は新しいクルマを買うために熱心に働きました。
( a new car / hard / he / to / worked / buy ).

He ( 彼は ) worked ( 働いた ) hard ( 熱心に ) to buy ( 買うために ) a new car. ( 新しいクルマ )

不定詞(名詞的用法)

 「to+動詞の原形」を不定詞といいます。動詞ではなくなってしまいます。副詞になったり、名詞になったり、形容詞になったりします。今度は、名詞用法の不定詞について学びましょう。

I ( 私は ) like ( ~が好きだ ) to read ( 読むこと ) books. ( )

私は本を読むことが好きです。

 read は動詞です。そのまえに to がついて、to read となると、不定詞になります。この場合は、本を「読むこと」と訳すとぴったりです。こんなふうに、「~すること」と訳す不定詞を、名詞的用法の不定詞といいます。

 「する」「読む」「行く」などなどは、動詞です。「すること」「読むこと」「行くこと」というふうに、動詞に「こと」をつけると、日本語では、それは動詞でなくなります。名詞になります。

 名詞的用法の不定詞で、特に重要な表現に、want to~ があります。「~したい」と訳します。これからひんぱんにでてくる表現です。また、try to~というのもあります。「~しようとする」と訳します。


I ( ) want to read ( 読みたい ) a book. ( )

私は本を読みたい。

I ( ) tried to read ( 読もうとした ) a book. ( )

私は本を読もうとした。


 want to read で「読みたい」です。want to go なら「行きたい」です。want to buy なら「買いたい」です。そのたいろいろ。
 try to read で「読もうとする」です。try to go なら「行こうとする」です。try to buy なら「買おうとする」です。そのたいろいろ。

 be動詞(am,are,is,was,were)の原形は be です。不定詞にすると to be です。これが want と組み合わさって want to be となると、「~になりたい」「~でありたい」です。try to be なら「~になろうとする」「~であろうとする」です。


I ( ) want to be ( なりたい ) a singer. ( 歌手 )

私は歌手になりたい。

I ( ) tried to be ( なろうとした ) a singer. ( 歌手 )

私は歌手になろうとした。


 want to~や try to~は、名詞的用法の不定詞です。
 それでは問題をやってみましょう。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 日本語にあうように、(  ) 内に適する語をいれましょう。

私はテニスをすることが好きです。
I ( ) like ( ) (  )(    ) ( ) tennis. ( テニス )

I ( ) like ( ) to play ( すること ) tennis. ( )

彼女は音楽を聴くことが好きです。
She ( ) (     )(  )(      ) ( ) to music. ( 音楽 )

She ( ) likes ( ) to listen ( 聴くこと ) to music. ( )

私は英語を話したいです。
I ( ) (    )(  )(     ) ( ) English. ( 英語 )

I ( ) want to speak ( 話したい ) English. ( )

彼女はアメリカに行きたがっています。
She ( ) (     )(  )(  ) ( ) to America. ( アメリカ )

She ( ) wants to go ( 行きたがっている ) to America. ( )

彼はその自転車を買いたかった。
He ( ) (      )(  )(   ) ( ) the bike. ( 自転車 )

He ( ) wanted to buy ( 買いたかった ) the bike. ( )

私は私の宿題をしたくありません。
I ( ) (    )(    )(  )(  ) ( ) my homework. ( 私の宿題 )

I ( ) don't want to do ( したくない ) my homework. ( )

彼女はそのビデオを見たくありません。
She ( ) (      )(    )(  )(     ) ( ) the video. ( そのビデオ )

She ( ) doesn't want to watch ( 見たくない ) the vidoe. ( )

彼はピアノを弾きたくありませんでした。
He ( ) (     )(    )(  )(    ) ( ) the piano. ( ピアノ )

He ( ) didn't want to play ( 弾きたくなかった ) the piano. ( )

あなたはニューヨークに行きたいですか。
(  ) ( ) you ( ) (    )(  )(  ) ( ) to New York? ( ニューヨーク )

Do you want to go ( あなたは行きたいか ) to New York? ( )

彼女は英語を勉強したがっていますか。
(    ) ( ) she ( ) (    )(  )(     ) ( ) English? ( 英語 )

Does she want to study ( 彼女は勉強したがっているか ) English? ( )

彼は野球をしたかったのですか。
(   ) ( ) he ( ) (    )(  )(    ) ( ) baseball? ( 野球 )

Did he want to play ( 彼はしたかったか ) baseball? ( )

私はジャーナリストになりたいです。
I ( ) (    )(  )(  ) ( ) a journalist. ( ジャーナリスト )

I ( ) want to be ( なりたい ) a journalist. ( )

彼女は歌手になりたがっています。
She ( ) (     )(  )(  ) ( ) a singer. ( 歌手 )

She ( ) wants to be ( なりたい ) a singer. ( )

彼はサッカー選手になりたかった。
He ( ) (      )(  )(  ) ( ) a soccer player. ( サッカー選手 )

He ( ) wanted to be ( なりたい ) a soccer player. ( )

私は窓を開けようとしました。
I ( ) (     )(  )(    ) ( ) the window. ( )

I ( ) tried to open ( 開けようとした ) the window. ( )

彼は有名になろうとしました。
He ( ) (     )(  )(  ) ( ) famous. ( 有名 )

He ( ) tried to be ( なろうとした ) famous. ( )

不定詞(形容詞的用法)

 「to+動詞の原形」を不定詞といいます。動詞ではなくなってしまいます。副詞になったり、名詞になったり、形容詞になったりします。最後に、形容詞的用法の不定詞について学びましょう。

I ( 私は ) have ( 持っている ) many ( たくさん ) books to read. ( 読むべき本 )

私はたくさんの読むべき本を持っています。

 read は動詞です。そのまえに to がついて、to read となると、不定詞になります。この場合は、「読むべき」本とか、「読むための」本と訳すとぴったりです。こんなふうに、「~するべき」「~するための」と訳す不定詞を、形容詞的用法の不定詞といいます。

 名詞を修飾する言葉を形容詞といいます。
 「読むべき本」「読むための本」というとき、「読むべき」「読むための」は、「本」にかかっています。「本」はもちろん、名詞です。名詞を修飾しているので、「読むべき」「読むための」は形容詞のはたらきをしていることになります。なので、to read は、形容詞的用法の不定詞、ということになっとります。


I ( ) have ( がある ) many ( たくさんの ) things to do. ( するべきこと )

私にはたくさんのするべきことがあります。


You ( ) have ( がある ) many ( たくさんの ) things to learn. ( 学ぶべきこと )

あなたにはたくさんの学ぶべきことがあります。


I ( ) want ( ほしい ) something to eat. ( 何か食べ物 )

私は何か食べ物がほしいです。


 テストできかれる表現として、
 books to read…読むべき本
 things to do…すべきこと
 things to learn…学ぶべきこと
 something to eat…何か食べ物
 something to drink…何か飲む物
 このあたりがよくでてくるので、このへんはいっそ連語としておぼえてしまうと話が早いです。とくに something to eat と something to drink はよくでてきます。「何か食べ物」「何か飲むもの」と訳すのがお約束で、そうおぼえてください。
 上の例はすべて、不定詞の部分が、直前にある名詞を修飾しています。形容詞的用法の不定詞は、うしろから、直前にある言葉を修飾します。
 それでは問題をやってみましょう。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 日本語にあうように、(  )内の語を並べかえて英文をつくりましょう。文頭は大文字にしましょう。

私は今日、たくさんのするべきことがあります。
( today / many / do / have / to / things / I ).

I ( ) have ( がある ) many ( たくさんの ) things to do ( するべきこと ) today. ( 今日 )

あなたにはそのビデオを見るための時間がありますか。
( the video / to / have / watch / do / time / you )?

Do you have ( あなたにはあるか ) time to watch ( 見るための時間 ) the video? ( そのビデオ )

私は何か飲むものがほしいです。
( something / want / to / I / drink ).

I ( ) want ( ほしい ) something to drink. ( 何か飲むもの )

私はあなたに話すべきことがあります。
( have / to / something / you / tell / I ).

I ( ) have ( ある ) something to tell ( 話すべきこと ) you. ( あなたに )

不定詞のまとめ

 「to+動詞の原形」を不定詞といいます。to play, to read, to go のように、動詞のまえに to がつくと、それは動詞ではなくなってしまいます。副詞になったり、名詞になったり、形容詞になったりします。
 不定詞には、「副詞的用法」「名詞的用法」「形容詞的用法」の3つの用法があります。

<不定詞の副詞的用法>

I ( 私は ) went ( 行った ) to the library ( 図書館に ) to study ( 勉強するために ) English. ( 英語 )

私は英語を勉強するために図書館に行きました。

He ( ) got up early ( 早く起きた ) to watch ( 見るために ) TV. ( テレビ )

彼女はテレビを見るために早く起きました。

 「to+動詞の原形」を不定詞といいます。上の例文のように、「~するために」と訳すとぴったりな不定詞は、副詞的用法の不定詞です。


<不定詞の名詞的用法>

He ( 彼は ) likes ( ~が好きだ ) to play ( すること ) basketball. ( バスケットボール )

私はバスケットボールをすることが好きです。

I ( ) want to tell ( 話したい ) you ( あなたに ) something. ( あること )

私はあなたにあることを話したい。

I ( ) tried to read ( 読もうとした ) a book. ( )

私は本を読もうとした。

 「to+動詞の原形」を不定詞といいます。「~こと」と訳すとぴったりな不定詞は、名詞的用法の不定詞です。また、want to~(~したい)、try to~(~しようとする)は、名詞的用法の不定詞です。


<不定詞の形容詞的用法>

I ( ) have ( がある ) many ( たくさんの ) things to do. ( するべきこと )

私にはたくさんのするべきことがあります。

You ( ) have ( がある ) many ( たくさんの ) things to learn. ( 学ぶべきこと )

あなたにはたくさんの学ぶべきことがあります。

I ( ) want ( ほしい ) something to eat. ( 何か食べ物 )

私は何か食べ物がほしいです。

 「to+動詞の原形」を不定詞といいます。「~べき」「~ための」と訳すとぴったりな不定詞は、形容詞的用法の不定詞です。また、
 books to read…読むべき本
 things to do…すべきこと
 things to learn…学ぶべきこと
 something to eat…何か食べ物
 something to drink…何か飲む物
 このあたりがよくでてくるので、このへんはいっそ連語としておぼえてしまうと話が早いです。とくに something to eat と something to drink はよくでてきます。「何か食べ物」「何か飲むもの」と訳すのがお約束です。

 それでは問題をやってみましょう。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 以下の文の、不定詞の部分に下線をひいて、副詞的用法、名詞的用法、形容詞的用法のいずれであるかを答えましょう。また、日本語に訳しましょう。

I want to drink something.

I ( ) want to drink ( 飲みたい ) something. ( 何か )
名詞的用法
私は何か飲みたいです。

I want something to drink.

I ( ) want ( ほしい ) something to drink ( 何か飲み物 )
形容詞的用法
私は何か飲み物がほしいです。

My sister went to Canada to study English.

My sister ( ) went to ( 行った ) Canada ( カナダ ) to study ( 勉強するために ) English. ( 英語 )
副詞的用法
私の姉妹は英語を勉強するためにカナダに行きました。

Did you try to study English hard?

Did you try to study ( あなたは勉強しようとしたか ) English ( 英語 ) hard? ( 熱心に )
名詞的用法
あなたは英語を熱心に勉強しようとしましたか。

I didn't have time to study English.

I ( ) didn't have ( なかった ) time to study ( 勉強するための時間 ) English. ( 英語 )
形容詞的用法
私は英語を勉強するための時間がありませんでした。

He studied English to become a teacher.

He ( ) studied ( 勉強した ) English ( 英語 ) to become ( なるために ) a teacher. ( 先生 )
副詞的用法
彼は先生になるために英語を勉強しました。

He wanted to become an English teacher.

He ( ) wanted to become ( なりたかった ) an English teacher. ( 英語の先生 )
名詞的用法
彼は英語の先生になりたかった。

She had many tings to do yesterday.

She ( ) had ( あった ) many ( たくさん ) things to do ( するべきこと ) yesterday. ( 昨日 )
形容詞的用法
彼女は昨日、たくさんのするべきことがありました。

She went to the library to do her homework.

She ( ) went to ( 行った ) the library ( 図書館 ) to do ( するために ) her homework. ( 彼女の宿題 )
副詞的用法
彼女は彼女の宿題をするために図書館へ行きました。

I want to tell you something.

I ( ) want to tell ( 話したい ) you ( あなたに ) something. ( あること )
名詞的用法
私はあなたにあることを話したいです。

I have something to tell you.

I ( ) have ( ある ) something to tell ( 話すべきこと ) you. ( あなたに )
形容詞的用法
私はあなたに話すべきことがあります。

I came here to tell you something.

I ( ) came here ( ここに来た ) to tell ( 話すために ) you ( あなたに ) something. ( あること )
副詞的用法
私はあなたにあることを話すためにここに来ました。

解説

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