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解説

現在分詞・過去分詞、間接疑問文など 解説

現在分詞と後置修飾

 playing とか、singing とかのような、動詞の ing形は、形容詞としてもちいられるときがあります。dancing boy (踊っている少年)という感じです。boy を修飾する形容詞のはたらきをしています。現在分詞の形容詞用法とか、形容詞的用法とかいったりします。

The dancing boy ( その踊っている少年は ) is ( です ) my brother. ( 私の兄(弟) )

その踊っている少年は私の兄(弟)です。


 2語以上で修飾する場合は、修飾したい語のうしろにおきます。the boy dancing over there(向こうで踊っている少年)という感じです。

The boy ( その少年 ) dancing over there ( むこうで踊っている ) is ( です ) my borother. ( 私の兄(弟) )

向こうで踊っているその少年は私の兄(弟)です。

「dancing boy(踊っている少年)」というときは、dancing は boy の前におかれています。これで「踊っている少年」です。日本語とおなじなのでわかりやすいです。
 これに対して、「boy dancing over there(向こうで踊っている少年)」は、dancing over there が boy のうしろにおかれます。こういうのを後置修飾といいます。日本語とちがうので、注意しましょう。

the singing girl(歌っている少女)
the girl singing a song(歌を歌っている少女…後置修飾)

the playing boy(ひいている少年)
the boy playing the piano(ピアノをひいている少年…後置修飾)

the running dog(走っている犬)
the dog running in the yard(庭で走っている犬…後置修飾)

the shining sun(かがやいている太陽)
the sun shining in the sky(空でかがやいている太陽…後置修飾)

などなど。2語以上で修飾するときは、後置修飾です。
 それではすこし練習問題をやりましょう。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 日本語にあうように、(  )内の語を並べかえて英文をつくりましょう。文頭は大文字にしましょう。

川で泳いでいるその少年は、彼の兄弟です。
( the river / is / the boy / his / in / brother / swimming ).

The boy ( その少年 ) swimming in the river ( 川で泳いでいる ) is ( です ) his brother. ( 彼の兄弟 )

あなたはギターをひいている女の子を知っていますか。
( know / the guitar / you / the girl / playing / do )?

Do ( ) you ( あなたは ) know ( 知っている ) the girl ( 女の子 ) playing the guitar? ( ギターをひいている )

過去分詞と後置修飾

 過去分詞は受動態(受け身)や現在完了の文で使われる、ということはすでに教わっていますが、broken radio (壊されたラジオ)のように、radio を修飾する形容詞のはたらきをする場合があります。過去分詞の形容詞用法とか、形容詞的用法とかいったりします。
 現在分詞は「~している」というときに使われます。過去分詞は「~されている」「~された」という意味のときに使われます。

I ( 私は ) saw ( 見た ) a broken radio. ( 壊されたラジオ )

私は壊されたラジオを見ました。


 2語以上で修飾する場合は後置修飾です。そのあたりのシステムは現在分詞のときとおんなじです。

I ( 私は ) saw ( 見ました ) a radio ( ラジオ ) broken by him. ( 彼によって壊された )

私は彼によって壊されたラジオを見ました。

 日本語では「壊れたラジオ」とか「壊れてるラジオ」といいますが、英語では broken radio です。「私の壊れた心」なら my broken heart だし、「彼が壊した私の心」なら my heart broken by him です。彼によって壊された私の心、です。
 過去分詞は、「彼によって壊された私の心」みたいに、あまり日本語の日常会話ではそうは言わないよね、という言い方をするのがよくあります。いくつか例をあげますので、「こういうのは英語では過去分詞を使うんだ」、と思ってくださいね。

the language used in Australia(オーストラリアで使われる言葉)

the mountain seen from here(ここから見られる山…(ここから見える山))

the book written by him(彼によって書かれた本…(彼が書いた本))

the picture taken by her(彼女によってとられた写真…(彼女がとった写真))

a car made in Japan(日本で作られた車…(日本製の車))

などなど。
 それでは練習問題です。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 日本語にあうように、(  )内の語を並べかえて英文をつくりましょう。文頭は大文字にしましょう。

ここから見える川は美しいです。
( beautiful / is / here / seen / the river / from ).

The river ( ) seen from here ( ここから見られる ) is ( です ) beautiful. ( 美しい )

これは日本製の車です。
( a car / Japan / is / made / in / this ).

This ( これは ) is ( です ) a car ( ) made in Japan. ( 日本で作られた )

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 日本語にあうように、(  )内の動詞を適する形にしましょう。

音楽を聴いている女の子はメアリーです。
The girl (listen) to the music is Mary.

The girl ( 女の子 ) listening to the music ( 音楽を聴いている ) is ( です ) Mary. ( メアリー )

これは1970年に書かれた本です。
This is a book (write) in 1970.

This ( これは ) is ( です ) a book ( ) written in 1970. ( 1970年に書かれた )

POINT

現在分詞と過去分詞のところは、「よくわからない」ってなっちゃうひとがけっこう多いような気がします。たしかにここ、わかりづらいと思います。すいません。でも、私に文句をいわれてもこまります。私が英語をつくったわけじゃないです(あたりまえだ)。とにかく、ここ、2つの大きな内容があるんだと思って勉強してください。1つは「現在分詞と過去分詞」の話です。もう1つは「後置修飾」の話です。話が2つあるんです。いま説明されているのはどっちの話なのかを考えて、1つ1つを理解していきましょう。

間接疑問文①

 What is this? は「これは何ですか」という意味ですが、これが I know のうしろにはいると、I know what this is. となります。「私はこれが何か知っている」という意味になります。こういうのを、間接疑問文といいます。例文を、語順に注意してみてください。

What ( ) is ( ですか ) this? ( これは )

これは何ですか。


I ( 私は ) know ( 知っている ) what this is. ( これが何であるか )

私はこれが何であるかを知っています。

 間接疑問文は、疑問詞のうしろが疑問文の形になっていません。what のうしろが this is.となっているように、ふつうに主語+動詞です。これが大きなポイントです。who でやると、初めてみるひとにとっては、インパクトあります。

Who ( ) is ( ですか ) he? ( 彼は )

彼は誰ですか。


I ( 私は ) know ( 知っている ) who he is. ( 彼が誰であるか )

私は彼が誰であるかを知っています。

 who he is.です。疑問詞のうしろはふつうに主語+動詞の形にします。一般動詞の場合は do や does がとれてしまうし、助動詞がある場合は助動詞が主語のうしろにきます。ふつうの文にするわけです。

What ( ) do ( ) you ( あなたは ) want? ( ほしい )

あなたは何がほしいですか。

I ( 私は ) know ( 知っている ) what you want. ( あなたは何がほしいのか )

私はあなたは何がほしいのかを知っています。


What ( ) can ( できる ) you ( あなた ) do? ( する )

あなたは何をすることができますか。

I ( 私は ) know ( 知っている ) what you can do. ( あなたは何ができるのか )

私は、あなたは何ができるのかを知っています。

 ふつうの文を疑問文にする、という練習はこれまでさんざんやってきたと思うのですが、今回はそれとは逆をやってください。疑問文をふつうの文にもどしてください。疑問詞のあとでそれをやると間接疑問文ができあがります。
 訳し方も複数あります。たとえば最後の例文は「あなたは何ができるのか」と訳していますが、「あなたにできること」なんていうのもアリです。教科書の I know what you mean.は「あなが何を意味するのかわかる」でもいいですが、「あなたの言っていることがわかる」でもいいです。what を「もの」とか「こと」とか訳してしまうのがアリなんですね。いろんな例文でいろんな訳し方にふれて、ふむふむこういうのもアリなのか、と思ってください。

 疑問詞のうしろの主語が3人称単数のときは注意が必要です。あと、時制にも気をつけてください。

What ( ) does ( ) she ( 彼女は ) want? ( ほしい )

彼女は何がほしいのですか。

I ( 私は ) know ( 知っている ) what she wants. ( 彼女は何がほしいのか )

私は、彼女は何がほしいのかを知っています。


What ( ) did ( ) you ( あなた ) want? ( ほしい )

あなたは何がほしかったのですか。

I ( 私は ) know ( 知っている ) what you wanted. ( あなたは何がほしかったか )

私は、あなたは何がほしかったのかを知っています。

 疑問詞の文の主語が3人称単数のときは、does をとったら動詞に s をつけなくちゃいけません。want が wants になってるのを確認してください。does がとれたからそうなるんです。また、疑問詞の文が過去のときは did がなくなったら動詞を過去形にしなくちゃいけません。こちらは want が wanted になってるのを確認してください。

 ちょっと説明が長くなってしまったので、いったんここでくぎって練習問題です。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 例にならって、以下の文を I know のあとにつづく間接疑問文にしよう。
例 What do you mean?(どういう意味ですか)
  I know what you mean.(私はあなたの言っていることがわかります)

これは何ですか。
What is this? ( )

I ( 私は ) know ( 知っている ) what this is. ( これが何か )

私はこれが何かを知っています。

彼は彼の手の中に何を持っていますか。
What does he have in his hands? ( )

I ( 私は ) know ( 知っている ) what he has ( 彼が何を持っているか ) in his hands. ( 彼の手の中に )

私は彼が手の中に何を持っているかを知っています。

彼は彼女のために何を買いましたか。
What did he buy for her? ( )

I ( 私は ) know ( 知っている ) what he bought ( 彼が何を買ったか ) for her. ( 彼女のために )

私は彼が彼女のために何を買ったかを知っています。

間接疑問文②

 ここまでは what とwho だけで例文にしきてましたが、もちろん where や when や why や how などでも間接疑問文になります。what color や which way や how long などでもいけます。
 また、でだしも I don't know~(私は知らない)、Do you know~(あなたは知っていますか)、Please tell me~(私に教えてください)などなど、いろいろあります。
 それらを組み合わせてさまざまな表現ができます。いくつかの例文をしましますので、意味を考えながらみてみましょう。

Do you know ( あなたは知っていますか ) where he lives? ( 彼がどこに住んでいるか )

あなたは彼がどこに住んでいるか知っていますか。


Please tell me ( 私に教えてください ) when the game will start. ( 試合がいつ始まるか )

試合がいつ始まるのか私に教えてください。


I want to know ( 私は知りたい ) why she said so. ( なぜ彼女がそう言ったのか )

私はなぜ彼女がそう言ったのか知りたい。


Do you know ( あなたはわかっていますか ) who you are? ( あなたが誰か )

あなたは自分が誰なのかわかっていますか。


He didn't know ( 彼は知らなかった ) who wrote this book. ( 誰がこの本を書いたか )

彼は誰がこの本を書いたのか知らなかった。


Could you tell me ( 私に教えてくださいますか ) how long it takes ( どれくらい時間がかかるか ) from here to the station? ( ここから駅まで )

ここから駅までどれくらい時間がかかるか私に教えてくださいますか。

 では問題をやってみましょう。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 例にならって、以下の文を I don't know のあとにつづく間接疑問文にしよう。
例 What do you mean?(どういう意味ですか)
  I don't know what you mean.(私はあなたの言っていることがわかりません)

彼女はどこに住んでいますか。
Where does she live? ( )

I don't know ( 私は知らない ) where she lives. ( 彼女がどこに住んでいるか )

私は彼女がどこに住んでいるか知りません。

試合はいつ始まる予定ですか。
When will the game start? ( )

I don't know ( 私は知らない ) when the game will start. ( 試合がいつ始まる予定なのか )

私は試合がいつ始まる予定なのか知りません。

誰がこの本を書いたのですか。
Who wrote this book? ( )

I don't know ( 私は知らない ) who wrote this book. ( 誰がこの本を書いたのか )

私は誰がこの本を書いたのか知りません。

これはいくらですか。
How much is this? ( )

I don't know ( 私は知らない ) how much this is. ( これがいくらなののか )

私はこれがいくらなのか知りません。

be able to と can

 be able to~ は、「~することができる」の意味になります。

She ( 彼女は ) is able to read ( 読むことができる ) this book. ( この本 )

彼女はこの本を読むことができる。

 to のうしろは動詞の原形です。否定文にするときは be のうしろに not をいれればよく、疑問文にするときは be をまえにだせばよいです。いつもとおなじです。
 can の書き換えの問題がテストででたときは、まず be able to のことを思い出してください。下の例文は、どちらも訳はおなじです。

She ( 彼女は ) can swim ( 泳ぐことができる ) fast. ( 速く )
She ( 彼女は ) is able to swim ( 泳ぐことができる ) fast. ( 速く )

彼女は速く泳ぐことができる。

 助動詞をかさねることはできません。「あなたは英語を話せるようになるでしょう」というときに、You will can speak English.はダメです。will can はダメです。助動詞がかさなっているからです。こういう場合は、can のかわりに be able to を使って、will be able to とすればうまくいきます。

You ( あなたは ) are able to speak ( 話すことができる ) English. ( 英語 )

あなたは英語を話すことができる。


You ( あなたは ) will be able to speak ( 話すことができるようになるだろう ) English. ( 英語 )

あなたは英語を話すことができるようになるだろう。

 am, are, is の原形は be です。will がはいったので、are が be になります。
 では問題をやってみましょう。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 以下の can がもちいられた文を、be able to をもちいて同じ意味の文にしよう。

I ( ) can write ( 書くことができる ) kanji. ( 漢字 )

I ( ) am able to write ( 書くことができる ) kanji. ( )

私は漢字を書くことができる。

Can ( ) you ( ) swim ( 泳ぐ ) fast? ( 速く )

Are ( ) you ( ) able to ( ) swim ( ) fast? ( )

あなたは速く泳ぐことができますか。

too...to~ と so...that+主語+can't~

 so...that~ という表現があります。「とても…なので~だ」というふうに訳します。ほかの訳し方をする場合もあるんですが、最初はまずこの訳し方をおぼえましょう。

This book ( この本は ) is ( です ) so easy that ( とても簡単なので ) I ( 私は ) can read ( 読むことができる ) it. ( それ )

この本はとても簡単なので私はそれを読むことができる。

 so...that+主語+can't~ というふうになると、「とても…なので~できない」ということになります。

This book ( この本は ) is ( です ) so difficult that ( とてもむずかしいので ) I ( 私は ) can't read ( 読むことができない ) it. ( それを )

この本はとても難しいので、私はそれを読むことができません。


 ここで話がかわります。too...to~ についてです。too... という表現は、「あまりに…」とか「…すぎる」と訳します。たとえば too hot なら、「あまりに熱い」とか「熱すぎる」とか。
 too...to~ は、「~するには…すぎる」という意味になります。「…すぎて~できない」というふうに訳すのがアリです。
 例文で2通りの訳し方を示しますので、みくらべてみてください。まあ、おなじといえばおんなじ意味です。なので、どちらで訳すのもアリです。

This ( これは ) is ( ます ) too hot ( 熱すぎる ) to drink. ( 飲むには )

これは飲むには熱すぎます。
これは熱すぎて飲めません。


This book ( この本は ) is ( ます ) too difficult ( 難しすぎる ) to read. ( 読むには )

この本は読むには難しすぎます。
この本は難しすぎて読めません。

 to のうしろの動詞は原形です。不定詞です。
 for+(人) をあいだにはさむと、「~にとって」という意味のことをくわえることになります。

This book ( この本は ) is ( ます ) too difficult ( むずかしすぎる ) for me ( 私にとって ) to read. ( 読むのに )

この本は私にとって読むのに難しすぎます。
この本は私にとって難しすぎて読めません。


 so...that+主語+can't~ と too...to~ の書き換えがよく出題されます。ちょっとややこしいですが、書き換えられるようにしましょう。

She ( 彼女は ) is ( ます ) too young ( 若すぎる ) to drive ( 運転するには ) a car. ( クルマ )

彼女は若すぎて車を運転できません。


She ( 彼女は ) is ( です ) so young that ( とても若いので ) she ( 彼女は ) can't drive ( 運転できない ) a car. ( クルマ )

彼女はとても若いので、車を運転することができません。


They ( 彼らは ) were ( ました ) too tired ( 疲れすぎて ) to run ( 走るには ) fast. ( 速く )

彼らは疲れすぎて速く走れなかった。


They ( 彼らは ) were ( ました ) so tired that ( とても疲れていたので ) they ( 彼らは ) couldn't run ( 走れなかった ) fast. ( 速く )

彼らはとても疲れていたので、速く走れませんでした。

 can の 過去形は could です。それでは問題で練習しましょう。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 以下の so...that+主語+can't~ の文を、too...to~ の文に書き換えよう。

Ben ( ベンは ) is ( です ) so old that ( とても年をとっているので ) he ( 彼は ) can't run ( 走ることができない ) fast. ( 速く )

Ben ( ) is ( ) too old ( 年をとりすぎている ) to run ( 走るには ) fast. ( 速く )

ベンは年をとりすぎていて速く走れない。

This box ( この箱は ) is ( です ) so heavy that ( とても重いので ) she ( 彼女は ) can't carry ( 運ぶことができない ) it. ( それを )

This box ( ) is ( ) too heavy ( 重すぎる ) for her ( 彼女にとって ) to carry. ( 運ぶには )

この箱は彼女には重すぎて運べない。

解説

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