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解説

関係代名詞 解説

名詞を修飾する文

 a book は「本」です。I brought は「私は持ってきました」です。んで、a book I brought from home のように、名詞のあとに主語+動詞の文がつづいている場合は、うしろにある文が名詞を修飾している、とうけとめて、「私が家から持ってきた本」というふうに訳します。位置関係が大切です。名詞のあとに主語+動詞です。これが文の中にはいると、こんな感じになります。

This ( これは ) is ( です ) a book I brought ( 私が持ってきた本 ) from home. ( 家から )

これは私が家から持ってきた本です。


 a book I brought from home が文頭にきて、主語になることもあります。

A book / I brought ( 私が持ってきた本 ) from home / ( 家から ) is ( です ) interesting. ( おもしろい )

私が家から持ってきた本はおもしろいです。

 こういうややこしそうな文は、スラッシュをいれたりとか、かっこでくぎったりとかして、おおもとの文はなんなのか、修飾するはたらきをしている文はなんなのか、をみきわめる練習をするのが大切だと思います。いろんなところにいれて、どこにいれるとしっくりくるか、ためしてみてください。例文は、
A book is interesting.(本はおもしろい)というのがおおもとの文で、
I brought from home(私が家から持ってきた)は、A book を修飾するはたらきをしています。そういうふうに考えると、上のようなスラッシュの入れ方になると思います。もうすこしみやすくしてみます。

A book / ( ) I brought from home / ( ) is ( ) interesting. ( )

私が家から持ってきた本はおもしろいです。

 青い字の部分が a book を修飾しています。たいせつなのは、青い部分は直前にある名詞を修飾する、ということです。a book のうしろにあれば、a book を修飾することになります。ちがうところにあると、ちがう意味になっちゃいます。

 

 a book I brought のような表現は、ほかにも、いろんなパターンができることはすぐに想像がつくと思います。もちろんいくらでもあります。

a picture my father took in Kyoto(私のお父さんが京都でとった写真)
a shop Erika sometimes visits(エリカがときどき訪れる店)
the cat I saw last night(私が昨晩見たネコ)

などなど。いくらでもあります。これを使った例文を示しておきます。

This ( これは ) is ( です ) a picture / ( 写真 ) my father took in Kyoto. ( 私のお父さんが京都でとった )

これは私のお父さんが京都でとった写真です。


That ( あれは ) is ( です ) a shop / ( ) she sometimes visits. ( 彼女がときどき訪れる )

あれは彼女がときどき訪れる店です。


The cat / ( ネコ ) I saw last night / ( 私が昨晩見た ) was ( でした ) beautiful. ( きれい )

私が昨晩見たネコはきれいでした。

 青い部分は直前の名詞を修飾します。ということで、問題です。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 日本語にあうように、(  )内の語を並べかえて英文をつくりましょう。文頭は大文字にしましょう。

これは彼女が1962年に書いた本です。
( the book / is / she / in 1962 / wrote / this ).

This is the book / ( これは本です ) she wrote in 1962. ( 彼女が1962年に書いた )

彼女が1962年に書いた本はおもしろいです。
( the book / is / she / in 1962 / wrote / interesting ).

The book / ( ) she wrote in 1962 / ( 彼女が1962年に書いた ) is interesting. ( おもしろいです )

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 例にならって、日本語にあうように、2つの文を1つの文にしましょう。
例 This is a book.
  I brought it from home.
  これは私が家から持ってきた本です。
→This is a book I brought from home.
※it をとる。

This is an apple.
I bought it yesterday.
これは私がきのう買ったリンゴです。

This is an apple / ( これはリンゴです ) I bought yesterday. ( 私がきのう買った )

※it をとる。

The girl was Saki.
I met her yesterday.
私がきのう会った女の子は咲でした。

The girl / ( 女の子 ) I met yesterday / ( 私がきのう会った ) was Saki. ( 咲でした )

※her をとる。

POINT

このへんまでくると、英語が難しくなっていると感じるひともいると思います。中学英語も3年生の後半になると、レベルがぐっと上がります。1年の最初にa,b,cと習いはじめてから、3年生の前半までは、たとえると、「私のおじさんはニューヨークに住んでいます」「私はおじさんにバットをもらいました」「私はそのバットで野球をしました」というような文をひとつずつ、こつこつと練習していたわけです。それが、Unit5とUnit6で「ニューヨークに住んでいる私のおじさんがくれたバットで私は野球をしました」というような表現を教わるわけです。ややこしくなったと感じるのは当然かもしれません。
なにはともあれ、このあと解説する関係代名詞をやって、中学英語は予定終了です。いよいよ大詰め。最後のひとふんばり、気合をいれてがんばりましょう。

関係代名詞 主格(人)

 「咲は女の子です」というのなら、Saiki is a girl.です。「その女の子は野球が好きです」というのなら The girl likes beseball.です。このふたつを、who をもちいてつなげることができます。

Saki is a girl ( 咲は女の子です ) who ( ) likes baseball. ( 野球が好きです )

咲は野球が好きな女の子です。

 こういうときの who を関係代名詞といいます。関係代名詞の直前にある語を先行詞といいます。先行詞が人の場合、who を使います。人でない場合は which を使います。例文は先行詞が a girl なので、人なので、who を使います。
 who のつぎには動詞になる部分がきます。その形は、先行詞が決めることになります。例文の場合は、先行詞が3人称単数なので、like に s がつきます。s がつくかどうかは、先行詞が決めます。
 関係代名詞の文(who 以下の文)は、先行詞を説明することになります。例文の場合は、関係代名詞の文が、a girl を説明していることになります。
 who は、likes baseball の主語になっています。こういうときの関係代名詞を、主格の関係代名詞といいます。主語になっている関係代名詞、ということです。

 「野球が好きな女の子は咲です」というのを関係代名詞を使っていうと、こうなります。

A girl ( 女の子 ) who likes baseball ( 野球が好き ) is Saki. ( 咲です )

野球が好きな女の子は咲です。

 関係代名詞の文(青い字の文)は、その直前にある語(先行詞)をくわしく説明することになります。なので、上の例文の場合は、A girl のことを説明することになります。場所が大事です。関係代名詞の文をいれる場所によって、文の意味がかわってしまうからです。

A girl is Saki ( 女の子は咲です ) who likes baseball. ( 野球が好き )

女の子は野球が好きな咲です。

 上の例文は、先行詞が Saki になります。なので、咲についてくわしく説明していることになります。なので、例文の訳のようになります。説明のためにあげておきましたが、こういう文が問題の答えになることはほとんどありません。関係代名詞を使って2つの文を1つにしなさい、とかいう問題がよくありますが、でてくるのは最初か2番目の文です。3番目の例文のような文は、生徒がまちがって答える文としてならよく見かけますが、これが答えになる問題は、まず見ないです。
 それでは練習問題です。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 日本語にあうように、2つの文を、関係代名詞 who を使った1つの文にしょう。

Kota is a boy.
He can speak English.
光太は英語を話すことができる少年です。

Kota is a boy ( 光太は少年です ) who can speak English. ( 英語を話すことができる )

The girl is Mary.
She is listening to the music.
音楽を聴いている女の子はメアリーです。

The girl ( 女の子 ) who is listening to the music ( 音楽を聴いている ) is Mary. ( メアリーです )
The girl is Mary who is listening...はまちがい。やっちゃダメ。

My sister sent me a book.
She lives in New York.
ニューヨークに住んでいる私の姉が、私に本を送ってくれました。

My sister ( 私の姉 ) who lives in New York ( ニューヨークに住んでいる ) sent me a book. ( 私に本を送った )

関係代名詞 主格(もの)

 関係代名詞で、先行詞がもの(人以外)の場合は、which を使います。たとえば、This is a book.「これは本です」と、It makes people happy.「それは人々を幸福にします」を関係代名詞を使って1つの文にすると、こうなります。

This is a book ( これは本です ) which makes people happy. ( 人々を幸福にする )

これは人々を幸福にする本です。

 関係代名詞の文(青い文)は、その直前にある語(先行詞)の a book についてくわしく説明することになります。a book は人ではなくものなので、関係代名詞は which をもちいます。また、先行詞が3人称単数なので、which のつぎにある動詞の make には s がついています。ここに s がつくかどうかは、先行詞が決めます。
 which は makes people happy の主語になっています。この which は主格の関係代名詞です。
 関係代名詞の who と which の使い分けは、先行詞が人かものか、というだけです。使い方は who のときとちがいはありません。

 that も、who や which のように、関係代名詞になります。who は先行詞が人のとき、which は先行詞がもののとき、というふうに使い分けますが、that はなんでもアリです。いつでもいけます。なので、いつでも who や which のかわりに that とすることができます。

This is a book ( これは本です ) that makes people happy. ( 人々を幸福にする )

これは人々を幸福にする本です。


Saki is a girl ( 咲は女の子です ) that ( ) likes baseball. ( 野球が好きです )

咲は野球が好きな女の子です。

 上の例文はどちらもOKです。そのうえの例文もぜんぶ、who だろうが which だろうが、that にかえることができます。that 便利。なので、関係代名詞の問題は、「who かwhich のどちらかを使いなさい」みたいになってることがよくあります。that は使わないでね、ということです。that をいれときゃみなあたってしまうからです。問題をつくるほうもそこは考えなくちゃならない。大変だよね。ということで、大変な練習問題です。いやほんとはそんなに大変じゃないですけど。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 日本語にあうように、2つの文を、関係代名詞 which を使った1つの文にしょう。

This is a bus.
It goes to the station.
これは駅へ行くバスです。

This is a bus ( これはバスです ) which goes to the station. ( 駅へ行く )

I have a dog.
It can run fast.
私は速く走ることができる犬を飼っています。

I have a dog ( 私は犬を飼っています ) which can run fast. ( 速く走ることができる )

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 次の文の(  )内に、who または which のどちらか適するほうをいれよう。

He has a brother (     ) lives in London.

He has a brother ( 彼は兄弟がいます ) who lives in London. ( ロンドンに住んでいる )

彼はロンドンに住んでいる兄弟がいます。

This is a hospital (     ) was built by him.

This is a hospital ( これは病院です ) which was built by him. ( 彼によって建てられた )

これは彼によって建てられた病院です。

関係代名詞 目的格

 This is the book.は「これは本です」です。She wrote it in 1962.は「彼女はそれを1962年に書きました」です。これを関係代名詞を使って1つの文にすることができます。

This is the book ( これは本です ) which she wrote in 1962. ( その本を彼女は1962年に書きました )

これは彼女が1962年に書いた本です。

 この文の場合は、which は、関係代名詞の文(青の文)の、 she wrote の目的語になっています。こういう関係代名詞を、目的格の関係代名詞といいます。「~を」とか「~に」というふうに訳すことになります。
 最初から訳していくと、「これは本です、その本を彼女は1962年に書きました」となります。これを自然な日本語にして、「これは彼女が1962年に書いた本です」と訳すことになります。

 目的格の関係代名詞は、先行詞がもの(人以外)のときは which または that をもちいます。どちらでもOKです。でも、ひとのときは、that だけです。which はダメです。

She is a girl ( 彼女は女の子です ) that I met yesterday.. ( その女の子に私はきのう会いました )

彼女は私がきのう会った女の子です。

 この that は目的格の関係代名詞です。目的格の関係代名詞で、先行詞が人の場合は that を使います。which は使いません。

 文を訳すうえで、関係代名詞が主格なのか目的格なのかをみわけなくちゃなりません。また、みわけられているかどうかを問う問題もよくでます。みわけかたは単純です。who だったらそれは主格です。which や that の場合は、主格のときは関係代名詞のうしろには動詞や、動詞になっている部分がきます。そして、目的格のときは、関係代名詞のうしろが主語+動詞になっています。そういうわけなので、かんたんにみわけられます。主格の関係代名詞と、目的格の関係代名詞の例文をならべておきます。主格はすべてうしろが動詞、目的格はすべてうしろが主語+動詞になっていることを確認してください。

<主格の関係代名詞>
Saki is a girl who likes baseball. ( 咲は野球が好きな女の子です )
A girl who likes baseball is Saki. ( 野球が好きな女の子は咲です )
Shiro is a dog which can run fast. ( シロは速く走ることができる犬です )
A dog which can run fast is Shiro. ( 速く走ることができる犬はシロです )

<目的格の関係代名詞>
This is the book which[that] she wrote in 1962. ( これは1962年に彼女が書いた本です )
The book which[that] she wrote in 1962 is famous. ( 彼女が1962年に書いた本は有名です )
Miho is the girl that you met yesterday. ( ミホはあなたがきのう会った女の子です )
The girl that you met yesterday is Miho. ( あなたがきのう会った女の子はミホです )

 関係代名詞のうしろが動詞をあらわす部分になっていれば、主格の関係代名詞です。主語+動詞となっていれば、目的格です。

 目的格の関係代名詞、that、which は省略することができます。なくてもいいんです。

This is the book which[that] she wrote in 1962. ( )
This is the book she wrote in 1962. ( )
これは1962年に彼女が書いた本です。

Miho is the girl that you met yesterday. ( )
Miho is the girl you met yesterday. ( )
ミホはあなたがきのう会った女の子です。

 目的格の関係代名詞、that、which は省略できます。でも、主格のときは省略しちゃダメです。目的格の関係代名詞と主格の関係代名詞のみわけかたは、さきほど説明したとおりです。
 ということで、関係代名詞に関する説明はこれで終わりです。問題をやってみましょう。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 日本語にあうように、2つの文を関係代名詞を使って1つの文にするとき、(  )内に適する語をいれよう。

This is a book.
I bought it yesterday.
これは私がきのう買った本です。
This is a book (     ) (  ) (     ) yesterday.

This is a book ( これは本です ) which[that] I bought yesterday. ( 私がきのう買った )

She is the girl.
I saw her at the station.
彼女は私が駅で会った女の子です。
She is the girl (    ) (  ) (    ) at the station.

She is the girl ( 彼女は女の子です ) that I saw at the station. ( 私が駅で会った )

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 日本語にあうように、2つの文を、関係代名詞 which や that を使った1つの文にしょう。

This is a picture.
My sister took it in Okinawa.
これはわたしの姉妹が沖縄でとった写真です。

This is a picture ( これは写真です ) which[that] my sister took in Okinawa. ( 私の姉妹が沖縄でとった )
※it をとる。

The dog was big.
I saw it yesterday.
私がきのう見た犬は大きかった。

The dog ( ) which[that] I saw yesterday ( 私がきのう見た ) was big. ( 大きかった )
※it をとる。

She is the girl.
You want to see her.
彼女はあなたが会いたがっている女の子です。

She is the girl ( 彼女は女の子です ) that you want to see. ( あなたが会いたがっている )
※her をとる。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 次の英文を訳してみよう。

The man that she wants to see may not come here.

THe man ( 男の人 ) that she wants to see ( 彼女が会いたがっている ) may not come here. ( ここには来ないかもしれない )

彼女が会いたがっている男の人はここには来ないかもしれない。

The great number of people who watched the game were excited.

The great number of people ( 非常に多くの人々 ) who watched the game ( その試合を見た ) were excited. ( 興奮した )

その試合を見た非常に多くの人々が興奮した。

問題をクリックすると答えがでます。

練習問題 日本語にあうように、(  )内の語を並べかえて英文をつくりましょう。文頭は大文字にしましょう。

ディーパは音楽に興味がある生徒です。
( is / is / a student / interested / Deepa / music / in / who ).

Deepa is a student ( ディーパは生徒です ) who is intrested in music. ( 音楽に興味がある )

彼女は世話をしなければならない犬がいます。
( she / she / has to / has / a dog / take care of / which ).

She has a dog ( 彼女は犬がいます ) which she has to take care of. ( 彼女が世話をしなければならない )

解説

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